1次試験合格の知らせを受け取ったのが試験の3週間前で、正直言って「困った」と思いました。というのは、ガイド試験の勉強を全然しなかったので、まさか受かるとは思っていなかったのです。
急遽、『英語で語る日本事情』のKey Wordsの暗記をやってみましたが、この程度の準備では、ガイド試験に向けて数年掛けて準備してきた方々に太刀打ちできるはずもなく、、、
試験は2001年9月16日、場所は東京国際フォーラムでした。グループ内で名前を呼ばれたのが最後だったので、面接が行われている部屋の外で20分以上も待っていました。この時間がすごく長く感じられました。
そして、自分の前の受験者が試験を終えて部屋から出てきました。しばらくすると、名前を呼ばれました。
試験部屋に入り、「Good afternoon.」とこちらから挨拶をしました。
試験官は、ネイティブスピーカーが中央、両脇に日本人でした。ネイティブの方はメガネの痩せた白人男性、日本人の方々は2人共男性で、どちらの方も眼光が鋭かったように記憶しています。
まず、一番右に座っている日本人の試験官に氏名、住所を聞かれました。これは難なく答えることができました。以下、質問です。
試験官「日本では年に2回贈り物をする習慣がありますが、なぜそのようなことをするのですか?」
自分「夏に贈るgiftはお中元、年末に贈るgiftはお歳暮といいます。いずれも、上司、同僚、その他御世話になった人に贈られます。」
試験官「今でもそのような習慣はあるのですか?」
自分「いいえ、日本の景気が悪くなっているので、そのような習慣は廃れつつあります。」(別のことを言おうと思っていたのだが、話が浮かばないため、黙ってしまった。外国人の試験官は苦笑。)
試験官「それでは話を移しましょう。えひめ丸の事故を覚えていますか?今、えひめ丸の引き上げが行われていますが、どのように行われているかご存知ですか?」
自分(えひめ丸の引き上げについては全く知らないので慌てる)「おそらく、日本とアメリカの海軍とが協力して引き上げていると思います。」(『引き上げ』に相当する単語が思い浮かばなかったため、数秒会話が途切れた)
試験官「現場でどのように作業をしているか知っていますか?」
自分「I'm sorry I have no idea.」(この文だけは覚えている)
試験官(気の毒に思ったのか)「salvage作業は非常にtechnicalなので私も詳しいことは分かりません。それでは、剣道とは何でしょうか」
自分「剣道とは、日本式のフェンシングです。金属のswordではなく、竹のswordを使います。精神のトレーニングとして人気があります。」
(個人的な話を入れたほうがいいと思い)「私の妹も、中学で剣道部に所属していました。」
試験官「男の子と女の子は同じクラブなのですか?」
自分「クラブでは男女が別れています。ただし、練習はいっしょにします。公式の試合は男女別に行われます。」
試験官「それでは、これで試験は終わりです。ありがとうございました。」
自分「Okay. Thank you very much. ありがとうございました。」
いたたまれなくなって、そそくさと退室しました。試験では、一番右に座っている方は一言も発しませんでした。